KI言語の特徴

(株)カテナスは、UUI(Universal User Interface)=「誰にでも操作可能なユーザーインターフェース」の実現を目指しています。それを実現するのが、KI言語です。KI言語は、インタープリター型のコンピュータ言語で、きわめてユニークな特徴を持っています。

このレイアウトは、U{C{RRRR}C2C{RRR}F[200,300,600,500]}で表現される。
1.構造化されたレイアウト表現
KI言語では、UIを表示キーと呼ぶ領域を表す要素の入れ子で表現します。表示キーには、R、C、Fなどがあり、その組み合わせで、あらゆるレイアウトが構造化され、シンプルに記述できます。

 

 

 

領域のサイズや形状を変えても、レイアウトは崩れない。

2.解像度フリー
入れ子内の表示キーの領域には、画像やテキストがはめ込まれていきます。画像やテキストは、領域のサイズや形状に応じて自動調整され適正に表示されます。そのため、ディスプレイの解像度が異なっても、また、ディスプレイの縦横比が多少変化しても、レイアウトが崩れません。ある領域に、KI言語で記述された部品を割り当てる場合も、領域のサイズや形状をあまり気にする必要がありません。

 

RをRbとすれば、ボタンに変化する。

3.ボタン操作への対応
ページ内の任意の領域は、いつでもボタンにすることができるため、ボタン操作を入力手段とするアプリケーションの作成が容易にできます。

 

 

 

時計やボタン操作のカレンダーなどの作成もさほど難しくはない。

4.動的で柔軟な入れ子構造
KI言語では、UIだけでなく、表示スタイル、データ、メタ情報、プログラムがすべてキーの入れ子で表現されています。各キーは、その種類を問わず、実行中に、属性を変えられるだけでなく、動的に子のキーの追加、削除ができます。プログラムでさえ、こうした変更が可能なため、きわめて動的、かつ、柔軟なシステムが構築できます。

 

 

自分自身でさえ、コンポーネントとして、挿入することができる。

5.自然なコンポーネント化
入れ子になったキーのかたまりは、キーセットという単位にまとめられます。特に、表示キーを含むキーセットは、表示キーセットと呼んでいます。ページには、1つの表示キーセットが割り当てられます(トップキーセット)。さらに、トップキーセットには、子のキーセットを挿入することができ、子のキーセットには、孫のキーセットといった具合に、キー自体同様、キーセットも入れ子構造を成しています。
表示キーセットは、親の任意の場所に挿入可能で、また、ソースコードは、ファイルとして扱えるため、容易に再利用が可能です。このように、表示キーセットは、表示と機能を担う一種のコンポーネントです。KI言語で記述することにより、アプリケーションは、領域という自然な単位でコンポーネント化されていきます。

6.コンテンツから高度なアプリケーションまで
キーセットは、ファミリーと呼ばれるグループに属しています。ファミリーは、1つのフォルダーごとに定義され、フォルダー内のキーセットファイル(キーセットのソースコードのファイル)から生成されるキーセットをメンバーとします。ファミリーも入れ子構造を持ち、ファミリーには複数のサブファミリーを追加することができます。KI言語では、ファミリー構造を持つことで、より高度で複雑なアプリケーションや、さらには、複数のアプリケーションを管理・連携するようなシステムの作成も可能です。

実際、(株)カテナスのデジタルサイネージシステムは、テキスト、画像、動画、ボタンなどからなるコンテンツから、コンテンツを作成するためのグラフィカルエディター、配信用アプリケーションまで、すべて、KI言語で記述されています。

このサイトでは、KI言語の基礎的な使い方を紹介しています。KI言語の世界に少しでも興味を持っていただければ、幸いです。

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